第1回 ツナマヨさん(東方手書き作者)


【つなまよ】
東方手書き作者。東京都在住。
2009年11月14日、『【東方手書き】Bad Apple!! PV【モノクロ】』を投稿し、ニコニコデビュー。インパクトのある独特の画風と、動画の強烈な中毒性で人気を博す。代表作に、『タミフルリバー三姉妹』『それいけ!早苗さん』など。2010年1月30日からはサークル『ねぎマヨ』を立ち上げ、同人活動も開始している。現在はpixivにて『うどんげちゃんとようむくん』を好評連載中! 


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「ぺかー」って、実は自分で言った覚えないんですよ(笑)

──東方見聞録、記念すべき第一回。今回は、ニコニコ動画において『タミフルリバー三姉妹』などの作品でおなじみの、ツナマヨさんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

ツナマヨ:よろしくお願いします。というかこの企画、俺が一番初めでいいんですかね?(笑)


──何を仰いますか! この企画を立ち上げたのは、ツナマヨさんと空ノ雨雲さん*1にお話を伺いたい、というのが最初にあったんです。お二方のデビュー、自分はリアルタイムで見ていて、そういう意味ではまさしく直撃世代なんですよね。新人ながら、10万単位の再生数を獲得していて、けれど創作のベクトルが全然違う。ニコニコの東方二次創作の新星として、作品作りに関するお話は凄く興味があったんです。取材を受けてくださって、本当に感謝しています!

ツナマヨ:ありがとうございます(笑) 自分も他の作者さんの創作理論とかは興味あるので、この企画は凄く良いなーと思ってます。出来る限り頑張らせていただきます。

始まりは豚骨醤油の香り


──ツナマヨさんと言えば、無類のラーメン好きとして有名ですが…

ツナマヨ:その話題からいくんですか!?


──あ、はい。この辺の話から場を暖めようかな、と…。唐突ですいません(苦笑)。

ツナマヨ:ははははは(笑)。 でも、そうですね。めちゃくちゃ好きです。


──ブログを読んでいると、綿密にレポートされていて、本当にラーメンがお好きなのがわかります。どういうラーメンがお好きなんですか?

ツナマヨ:豚骨醤油です。完全にがっつり行く感じで。いっときは食べる量もすごくて、大盛りをずっと食べてました(笑)。お気に入りはラーメン二郎って店で一時は週一ペースで通ってましたね。さすがに今は少し飽きてきたので(笑)、全然食べに行ってませんね。最近は塩とか、少しあっさりなのがいいです。


──ブログを始めたのはラーメンのほうが動機として大きかったんですか?

ツナマヨ:んー、大学に入ったころ、自分のパソコンが手に入ったんです。mixiとかそういうSNSサイトも当時は流行ってたんですけど、そういうのと別にブログをしてる方も知り合いにいたので、つられて始めた感じですね。とは言え、ただの日記だと、つまらないなと思って、じゃあ好きなラーメンの感想を書いてみよう、と。そんな感じで、2,3年前からラーメンの感想自体はネット媒体にあげていましたね。今とは違うブログでした。しばらくして、絵の投稿なんかもしてみたいと思ったんですが、そこのブログの仕様だと使いにくかったので、新しく作り直しました。


──その頃はまだツナマヨ名義では活動されていなかったんですよね。

ツナマヨ:チャットとか、そういうときのHNはツナマヨでしたが、ブログでは名乗っていなかったですね。


──いまやすっかり定着したツナマヨさんの名前ですが、由来はなんなんでしょう?

ツナマヨ:単純に、ツナマヨが好きだからですね。おにぎりもツナマヨ食べるし……言うか、もっと簡単に、おかずがないときにツナ缶があったら、そこにマヨネーズ混ぜてごはんにかけて喰って(笑)。 たまごかけごはんと同じ感覚です。


──HNにするくらいですから、よほどお好きなんですね。…しかし小耳に挟んだんですが、ZUNさんはツナマヨが好きじゃないそうで…(笑)。*2
ツナマヨ:(爆笑) 俺も最近それを知ったんですよ!! 人から話を聞いて、あ、俺嫌われてるんだって(笑)。妙な巡り合わせですよね。


──お酒の肴にはならないからでしょうか。*3

ツナマヨ:確かにツナマヨじゃ酒はすすみませんね(笑)。

ツナマヨ大全!


──ニコニコに投稿しようと思ったキッカケはなんですか?

ツナマヨ:元々ニコニコ動画への投稿は以前から何度か考えていたのですが、直接のキッカケになったのは、『【東方】Bad apple!! PV【影絵】』*4ですね。あの頃、ニコニコの仕様が変わって、カテゴリごとにランキングが表示されるようになったじゃないですか。しばらくニコニコに入ってなかったので、久々に動画を見ようと思ったら、その動画が一位になってたんですよ。初めは目についただけで見ようとは思わなかったんですが、あまりに連日1位なので気になって見たら、もの凄かったんですよね。そしたら、その動画が、いわゆる『鬼発注』*5から派生しているものの一つなことを知って、あ、俺も作ろう、と(笑)。でも、クオリティ高いものは他の方が作ってらっしゃるので、普通に作っても面白くないなと思って、ネタに走りました(笑)。


ツナマヨさんのニコニコデビュー作である、『【手書き】Bad Apple!!PV【モノクロ】』。
影絵動画のパロディとなっており、デフォルメされた東方キャラたちが、画面狭しと暴れまくる。


──あの動画はリアルタイムで見てました。

ツナマヨ:本当ですか!ありがとうございます。ぶっちゃけ、見てたときどんな感想を持ちました?


──とても面白かったです。本家のPVの人気が小休止したころに投稿されるというタイミングも素晴らしいですし、パロディとしても一級品だと思います。

ツナマヨ:タイミングとかは運に助けられてるところもありますね。自分の場合は結構そういうの多いです。例えば、この動画の中で妖夢が試し切りをしようとして、目閉じてて見えてないから切れない、というシーンがあるんですけど。ここ、歌詞の「何も見えない」とリンクしてる…ように見えるんですが、実は、自分もコメント見てるときに気づいたんですよ(笑)。作ってるときはそんな意図全然なかったんですけど、良い偶然でしたね。


──そして、『Bad apple!!【モノクロ】』のワンシーンだった、プリズムリバー三姉妹のダンス(?)。あそこから、代表作『タミフルリバー三姉妹』が誕生するわけですが…

ツナマヨ:あそこだけ妙に人気が出たんですよね。その場面だけコメが集中したりして。あ、こういうのが面白いんだ、とわかって、色つきであそこだけ抽出しました。ビートまりおさんの疾走あんさんぶるをBGMにすることを最初に決めて…あとは3姉妹を踊らせておけばいいや、と思ったのですが、最後のほうになるとネタが切れてきて(笑)。仕方がないので、後半に今までニコニコで流行った踊りネタを詰め込んで、なんとか一本の動画に仕上げました。それでもBGMの尺すべての分作る気力はなかった(笑)。


驚異的な中毒性を誇る傑作手書きMAD『タミフルリバー三姉妹』。
後半のダンスはニコニコ検定と呼ばれており、いくつ元ネタがわかるかで己のニコ力を計ることも出来る。


──いまや他作品と比べても、再生数もマイリス数も段違いですよね。

ツナマヨ:自分で作っているときは、ここまで伸びるとは思いませんでした。個人的には、マイリスに登録してくれた人がこんなにいるのが嬉しいですね。再生数やコメ数は観てくれた人の数とイコールではないですけど、マイリスだと視聴者の数がはっきりわかりますから。


──最近はZUNZUNチャッという動画も話題になりました。

ツナマヨ:友人の力が大きい作品ですね。タミフルリバーの伸びを喜んでくれた友人が「めでたいな、乾杯だ!」つって、二人で酒を呑んでお祝いしたんです。で、ガンガン呑んでるうちに段々テンションがおかしくなってきて「俺の動画も作ってくれ!」って、友人がいきなり踊り出したんですよ(笑)。俺も一緒に手拍子をして(笑)。それが1月くらいの頃で。その後、ちょうど例大祭*6の原稿も上がって、動画を作ろうと思ったときに、たまたまそのときのことを思い出して、丸一日の突貫で描き上げました。


──あれ実際に踊ったんですね(笑)

ツナマヨ:それがまた変に伸びちゃって、例大祭でもZUNZUNチャッを見て、来てくれた人も結構いましたね。俺の目の前で踊ってくれた人もいました(笑)。


友人さんとのタッグ(?)動画である『ZUNZUNチャッ』
往年の名曲「We Will Rock You」に合わせて、霊夢たちがゆるゆると踊る至福の2分間。


──ツナマヨさんは、音楽と合わせた動画が多いですが、その合間に4コマ漫画なども執筆されています。代表的なものだと、ニコニコにUPされている『病んでる早苗さん』シリーズなどがあります。

ツナマヨ:俺の中の早苗さんは病んでるんです(キッパリ)。


──(笑) ツナマヨさんの中では早苗さんは病み固定なんですか?

ツナマヨ:いや、動画に出てくるぺかー顔の早苗さんとかは病んでないですね。このシリーズの中では早苗、神奈子、諏訪子はこんなキャラです。まぁ病んでるというよりは、グレてるって感じですけど(笑)。

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ニコニコに投稿されている漫画シリーズ「それいけ!(病んでる)早苗さん」。
原作の真面目な性格とはひと味違う、腹黒フルスロットルな早苗さんを見ることができる。


──ブログを拝見すると、このシリーズは元になった作品があったそうですが…

ツナマヨ:ありますね、アナログで描いたやつが。ネタ自体は、そのときのものをそのままあげただけですね。まぁ、もっとひどい…というか、エグイ内容ですが(笑)。


──このシリーズは続きの構想はあるんですか?

ツナマヨ:あります。ただ、第二話の続きから始まると、もう病んでる早苗じゃないんですよね。霊夢魔理沙が諏訪子を助けに行く話になっちゃういますから。そのへんはどうでもいいかなって思うんで(笑)、さっさと諏訪子を救出して、また守矢の3人での話を描いていきたいですね。いつになるかはわかりませんが…まぁ気長に待っていてください(笑)。

ツナマヨのルーツを探る!


──ツナマヨさんは漫画家志望を公言されていますが、いつ頃から決意されていたんですか?

ツナマヨ:漫画家になろう!と最初に思ったのは小学生のときです。そのころ、学校の写生コンクールで賞を取って、自分の絵が渋谷かどっかに飾られたことがあったんです。そしたら親がその気になっちゃって(笑)、絵の教室に通うようになってました。それで絵心みたいなものがついていったんですが…小学生の頃って、漫画家志望の女の子がクラスに結構いたんですよ。そういう子から影響を受けて、段々絵から漫画のほうに意識がシフトしていきました。


──小学生の頃から! 漫画家一筋なんですね。

ツナマヨ:ところがそう言うわけでもなくて(笑)。中学に入ってからは空手とかブラスバンドとか、別の稽古事も始めたので、段々漫画から離れていっちゃったんです。ノートに落書き程度のものは描いていたんですが。そのまま高校、大学とあがっていって……そのころ、ちょうどパソコンを手にいれて、デジタル絵が描けるようになったこともあって、もう一度真剣に漫画家を目指してみよう…と思いました。だから実際にこの道を志したのは昨年からみたいなものです。ぺーぺーですよ(笑)。


──漫画を描くにあたって、影響を受けた作品はありますか?

ツナマヨ:『あずまんが大王*7ですね。入ったのは『よつばと!*8からなんですけど。セリフとか全然多用していないし、間の取り方も絶妙で。あずま先生の作品の雰囲気が本当に好きで、こういうものが自分も描きたいな…と思うようになりました。


──『あずまんが大王』は今の4コマの元祖みたいなものですよね…自分も『よつばと!』から入って読みました。

ツナマヨ:『よつばと!』は凄すぎるというか…敵わないな、と思わされますね。特に最新の9巻の気球の回が凄くて。今まではずっとほんわかした日常を眺めているような感じだったんですけど…あの話で、この漫画の哲学を感じました。


──あずまさん以外には、尊敬する漫画家の方はいらっしゃいますか?

ツナマヨあずまんが繋がりになりますが、『大阪万博*9に寄稿されていた、あらゐけいいち*10さんからも影響は大きいですね。今は『日常』という作品を描いてらっしゃるんですが、大阪万博ではみんなが4コマ漫画な中、一人だけ普通のコマ割りで(笑)。あのセンスは本当にハンパないですね。
同じギャグ漫画だと、ニコニコでも有名ですが『ギャグマンガ日和*11も好きです。ギャグって、考えれば考えるほど何が面白いのかわからなくなってごっちゃになるんですけど、それを10年もスタンスを変えずに続けているのは凄いですよ。
あと、ブログでも書いたんですが、『浦安鉄筋家族*12はちっちゃい頃からずっと読んでて、王道なギャグで大好きですね。自分の4コマ漫画も少なからず影響されてたりします。例えば、霊夢が震えてたりするときに、周りに「みこみこみこみこ」っていう擬音が入ることがありますが(笑)、アレは浦安から来てますね。


──ツナマヨさんの擬音と言えば、印象的なのが「ぺかー」ですよね。ツナマヨさんの代名詞と言っても過言ではないと思います。

ツナマヨ:あーアレはですね〜…実は自分で言った覚えがないんですよ(笑)。作品を見てくれた人が、コメントやタグで書き込んでくれたものを、「あ、それしっくりくるね」と思って、途中から使わせてもらってる感じです。そんな風に読者から影響を受けていることって結構多いです。

それでもやっぱり、東方が好き


──東方projectを知ったきっかけ、というのはありますか?

ツナマヨニコニコ動画の『[東方MAD]Trasure てゐとちぇん』*13という作品です。一番初めというわけじゃないんですけど、東方の名前を知ってから間もないうちに見ましたね。俺はニコニコ動画は(β)版*14からやってたんですけど、この作品がこの世界にはいるキッカケになりました。その後は色々東方系の動画を見るようになって…中でも、まことじ*15さんの「へんたい東方」は自分の中で大きい作品です。一時期は投稿ペースも速かったので、毎日のように見てました。あの会話のテンポの良さは凄く参考になります。


──ちなみに、東方以外だと好きな動画のジャンルは?

ツナマヨ:実況動画ですかね。一時は毎日のように見てて、中でも、MOTHER2実況のすぎる*16さんとシュシュ*17さんが好きでした。最近の実況はあまり観てないんですが、やまもと*18さんとかボルゾイ企画*19の青鬼とかは観てました(笑)。でも、今はほとんど東方カテゴリの動画しか観ていないですね。こんな風に東方だけに偏ってると、同人歴が長い人からは、白い目で見られるのかもしれないですけど…でも純粋に大好きなんです、東方。コミケに行くときも、堂々と参加したいですね。


──楽しみにしてます! さて、そんな風に東方の二次創作でギャグ系を中心に活動されているツナマヨさんですが、今後、ギャグ以外を描かれる予定はありますか?

ツナマヨ:ギャグは好きなのでずっと描いていたのですが、ちょっと趣向を変えてやってみたいってのはありますね。ほのぼのだったりシリアスだったり。そういうのも全て漫画家になるための勉強の一環になると思うので。どんな物語も描けないといけないですから。まぁでもギャグは好きなので基本はギャグですね。考えるのは難しいですけど、その考えてる作業が好きです。


──ギャグなどのお話の上手さも勿論ですが、ツナマヨさんは絵も特徴的ですよね。すごくバランスがよくて、完成されているというか。

ツナマヨ:デフォルメ絵はかなりバランス意識してますね。と言うか、そこを重視していった結果がこの絵です。笑顔で、眉毛がわーってなってて。口のでかさは今でも自分で疑問ですけど(笑)。輪郭だけ見ると他の人とかぶっちゃうので、表情は差別化したかったですね。誰かと似たような絵柄で勝負はしたくなかったですから。


──スティッカムを拝見していると、線の引き直しも多くて、何度も修正されていますよね。自分も少し絵を描いているのですが、純粋に圧倒されました。
ツナマヨ:まだまだ未熟なので、納得できる線を引くまで時間はかかっちゃうんですよ。でもpixivのお絵かき講座とかを見ていると、納得できるまで何度も線を引くのがいい、とあったので、それでいいかな、とは思ってます。基本的に、一本線ですっと描くのが好きなので、線はあんまり多く描きたくないってのがあるんですよね。

何かを作るということ、大切なこと


──今後の活動について、お聞かせ願います。

ツナマヨ:動画を作るのを優先したいですね。タミフルリバーの人ってだけで終わっちゃうのもなんなんで、視聴者の方を飽きさせないような、動画制作をしつつ……同人の方も頑張っていきたいです。ちなみに、次のイベント参加は夏コミを予定しています。申し込みはしてあるので、もし受かったら新刊を出して、既刊と一緒に引っさげて参戦したいと思います。


──期待してます! 最後に、これから漫画や動画を作ろうと考えている方に、一言メッセージをお願いします。

ツナマヨ:え、俺が?…動画を作り始めてまだ半年も経ってない俺がですか?(笑) 
…そうですね…ひとつ言うとするなら、「責任をもって作品に取り組んでほしい」ということですね。私も、『病んでる早苗さん』を描いてるときは、結構反応も色々あって、「自分はこういう作品を作りたかったのか?」と自問してたことがあって。一時期、『病んでる早苗さん』は自分の中でも黒歴史扱いで、実はいっときあのシリーズは投げだそうと思ってたんです。でも、視聴者の方の中には、続きを期待してくれている方もいっぱいいて、放棄しようとしてたことが凄く申し訳なくなって…ちゃんと続きを描こう、という気持ちになれました。
だから、もしこのインタビューを読んでいる方の中で、動画や漫画を作ろうと思っている人がいるなら、ちゃんと責任を持って、やりとげてほしい。特にシリーズ物を作るなら、絶対に投げ出しちゃいけない。続けていれば、最初は納得できなくても、後からどんどん上手くなっていくし、あきらめそうになっても、最後までやりきることが大切だと思います。自分がまさしくそういう感じで……何しろ、最初に動画を作ろうとしたのが二年前でしたから(笑)。その間ずっと「あきらめようか」「いやまだ頑張ろう」と何度も試行錯誤を繰り返して、やっとできたのがあの『Bad Apple!!【モノクロ】』なんですよ。苦労してようやく投稿できた初投稿作から、ありがたいことに評価をいただけたのは、やっぱり視聴者の方のおかげなんですよね。あきらめないでひとつの作品をちゃんと完成できる、そういう人には、必ずちゃんとしたファンがつくと思います。
あと、作品を作るにあたって、自虐とかはしないほうがいいと思います。自分で自虐してすっきりしても、それを見ている人はいい気分になりませんから。「あの人のほうが再生数上だから、俺なんてゴミだよ」とか、絶対に言っちゃダメ。自分もいっとき、そんな風に自分のことを卑下する傾向があったので…今でもたまにやっちゃいますけど(笑)。自分の作品に自信を持って、頑張ってください。…いいんですかね、本当にこんなんで(笑)。


──(笑)。 本日は、どうもありがとうございました。

ツナマヨ:こちらこそ、ありがとうございました。


(2010年3月21日収録)
(文責・げんきゅー)


次回は、喋らない霊夢が活躍する東方日記シリーズでおなじみの、空ノ雨雲さんが登場予定! お楽しみに!


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*1:東方手書き作者。ニコニコ動画とpixivにて、喋らない霊夢の日常を綴った『東方日記』シリーズを投稿している。次回インタビューに登場予定!

*2:ニコニコ大百科のZUN氏の項参照。『東方永夜抄』内で嫌いな食べ物について、ツナマヨネーズを挙げている

*3:ファンの間では有名な話だが、東方の生みの親であるZUN氏は相当な酒好き。イベントやインタビューに出演するときでさえもグラスを片手にしていることが多いため、よく身体を壊さないか心配されている

*4:同人サークル『Alstroemeria Records』の東方ボーカルアレンジ曲である『Bad Apple!! feat. nomico』にPVをつけた動画。様々な東方キャラたちが影絵となって美しくうつろう名作であり、東方カテゴリのランキングにおいて、長期にわたって上位を維持し続けた

*5:『【UP主が見たい】Bad Apple!! PV【誰か描いてくれ】』という動画のこと。先述の影絵PVの元ネタとなった動画であり、うp主が希望するPVの内容がアバウトな「字コンテ」で描かれている。影絵PVとの、そのあまりのギャップから『鬼発注と神下請』『どうしてああなった』などと称された。ツナマヨさんを含め、この鬼発注に果敢に挑戦する動画制作者は多く、ニコニコ動画には影絵以外にも様々なPVが投稿されている。

*6:正式名称は『博麗神社例大祭』。毎年春に行われる、東方projectオンリーの同人即売会。東方オンリーイベントとしては最大規模のひとつに数えられる

*7:1999年から電撃大王にて連載された4コマ漫画。作者はあずまきよひこ。後の漫画表現に多大な影響を与えた作品であり、2009年の新装版では「21世紀の4コマ漫画は、ここからはじまりました。」というコピーがつけられた

*8:2003年から電撃大王にて連載中の漫画作品。作者は先述のあずまきよひこ。怖いモノ知らずの女の子・よつばの何気ない日常が丁寧に描かれている

*9:あずまんが大王新装版に合わせて発売されたムック。前半は、あずまんがに関連する様々なアイテムを網羅した資料集。後半は、あずまんがに共鳴した漫画家達によるトリュビュート作品で構成されており、旧版からの人も新装版からの人も楽しめる趣向が凝らしてある

*10:漫画家。スピード感溢れるシュールなギャグを得意とする。漫画家になる前は写植の仕事をしていた、特殊な経歴の持ち主

*11:正式名称は『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』。作者は増田こうすけ。他の追従を許さない独特のシュールギャグを描き続けている。現在はジャンプSQで連載されているほか、TVアニメも第3.5期まで放映された

*12:週刊少年チャンピオンで連載されたギャグマンガ。作者は浜岡賢次。下ネタやパロディも多い、少年向けギャグ漫画の金字塔。現在は続編である『元祖!浦安鉄筋家族』が同誌で連載中

*13:東方手書き動画。正式タイトルは『橙藍(てゐうどんげ)』で、作者はまねきぬこ亭氏(うp主は別人)。橙と藍、てゐと鈴仙の微笑ましい関係が描かれたハートフルストーリーであり、ニコニコ初期における東方の二次創作を代表する名作

*14:ニコニコ動画の二番目のバージョン。テスト版であった(仮)を経て、ニコニコ動画が本格的なスタートを始めた時代であり、当時を知るユーザーからは「あの頃が一番カオスだった」と称されることもある

*15:ニコニコやpixivで活動している絵師の一人。ニコニコでのアカウントはmakotoji。投稿スピードの早さと、秀逸なセリフ回しに定評がある。現在は東方二次創作の他、オリジナル漫画「楽凡抄」をweb連載中

*16:ゲーム実況プレイヤー。代表作に『MOTHER2を孤児(みなしご)が実況するとすごい』など。

*17:ゲーム実況プレイヤー。代表作に『MOTHER2 まったくわからないけど実況してみる』など。

*18:ゲーム実況プレイヤー。代表作に『超シュール爆死ADV【 鈴 木 爆 発 】実況プレイ』など

*19:ゲーム実況プレイヤー集団。ふひきー、がみ、くわさん、ぞの、の4人で構成されている。代表作に『【青鬼】絶叫に定評のある友人に無理やり実況させた【実況】』など